本・ブログ・アプリの三角形 — 個人開発のコンテンツ経済圏


本・ブログ・アプリの三角形 — 個人開発のコンテンツ経済圏

本・ブログ・アプリの三角形 — 個人開発のコンテンツ経済圏

このシリーズでは、ブログ運用・Kindle出版・アプリ開発をそれぞれ別の話題として書いてきました。今回はいったん俯瞰して、この3つがどう繋がり合っているかを整理します。1人開発の中で「本」「ブログ」「アプリ」がどんな役割分担をしているか、という総括の回です。


3つの頂点

まず、それぞれの頂点が何を担っているかを表にまとめます。

頂点 実体 主な役割
アプリ GeoDiveExa・GeoConverterPro・GeoPrism JP(App Store配信) 実務・学習の「道具」そのもの
ブログ y42u.net/tec001・gcpro.y42u.net・gmp.y42u.net の3サイト 検索流入の入口、解説の蓄積
Kindle『日本の測地系がわかる本』シリーズ ブログの「点」を「線」にした体系的な学習教材

3つとも別々に始まったものではなく、アプリを作る過程で溜まった知見がブログになり、ブログ記事80本を1冊に再編したものが本になった、という順番で育ってきました。再編の経緯はブログ記事80本を1冊の本に再編するで書いた通りです。


3本の辺 — それぞれの送客の向き

三角形には3つの頂点だけでなく3本の辺があり、それぞれ違う方向に読者・利用者を送っています。

ブログ → アプリ

各記事の末尾には、出典・関連記事・GitHubリンクに続けて、App Storeへの固定リンクブロックを置いています。この並び順そのものを設計として書いたのがブログからアプリへの導線設計です。宣伝色を強く出さず、記事末尾に淡々と置くことで、読み終えた人が「試してみるか」と思ったときの受け皿になることを狙っています。

ブログ → 本

技術記事を書きながら、そのまま本の下書きとして使える文章にはnoteでも別途下書きを公開する運用にしています。この二段構えについては本とnote連載の二段構えで触れました。ブログは無料で全部読める代わりに情報が「点」のまま散らばっており、本はそれを体系立てて「線」にした有料版、という位置づけです。

本 → ブログ・アプリ

本の制作記録そのものも連載記事にしています。アプリ開発者がKindle本を出すまでを入口に、企画・執筆・図版・EPUB化・KDP申請までの過程を20本以上の記事に分解して公開しました。本を作る過程そのものが、また新しいブログのネタになる、という循環です。さらに、執筆中にアプリの説明不足に気づくこともあり、本を書いたらアプリが良くなったのように、本の執筆がアプリの改善に跳ね返ることもありました。


Geoアプリ群のロードマップ

なぜ3つとも1人で回すのか

3サイトのブログ運用(なぜWordPressブログを3つに分けたのか)にせよ、Kindle本の連載執筆にせよ、正直なところ手間はかかります。それでも3頂点を維持している理由は、それぞれ届く読者層が微妙に違うからです。

  • アプリのApp Store説明文だけでは、なぜその機能が必要かという背景までは伝えきれない
  • ブログ記事は検索から来る「困りごとを持った読者」には届くが、体系だった理解までは提供しにくい
  • 本は体系的な理解を提供できるが、検索エンジンからの新規流入経路にはなりにくい

3つを別の入口として用意しておくことで、「困って検索してきた人」「体系的に学びたい人」「すでに使っている人」のそれぞれに合った形で情報を届けられる、というのがこの三角形を維持している理由です。


出典

  • 社内運用ドキュメント(GeoMediaHub 0-doc/media-registry.md・ブログ運用実績)に基づく実際の運用記録

関連記事


開発者より: アプリ・Kindle本・オープンソースの一覧は GitHub: amru195704 にまとめています。


お願い
本記事の情報は参考目的で掲載しており、正確性・完全性を保証するものではありません。誤記・不正確な情報がございましたら、コメント欄よりご指摘いただければ、確認のうえ修正いたします。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Back to top