AIと書いた歴史改変小説『シン・二連環記』、Kindleで刊行しました(2)

, ,

AIと書いた歴史改変小説『シン・二連環記』、Kindleで刊行しました(2)

AIと書いた歴史改変小説『シン・二連環記』、Kindleで刊行しました(2)

【2026年8月 更新】 この記事はもともと、本作をnoteで有料公開したときのお知らせでした。その後Kindleへ移行し、シリーズは2026年8月5日に全6巻で完結しています。note版の有料記事・有料マガジンは公開を終了しました(旧リンクは削除しました)。現在の入手先はKindleです。

以前この趣味の創作枠で、生成AIとの対話から生まれた歴史改変小説『日出ずる国の円環年代記』を公開した話を書きました(前回=(1))。今回はその続きです。

あの短編群(本編+深掘り7本)を約9万字の一本の長編へ全面改稿し、タイトルも『シン・二連環記』へと改めました。そして今回はもう一歩、生成AIの使い方を踏み込ませています——書かせるだけでなく、別のAIに「本気で酷評」までさせたのです。座標変換や測位とはまったく関係のない、完全に趣味の話です。


「旧版」から何が変わったか

前回の全8作は、本編(約9,000字)に脚注的な深掘り編7本を足した構成でした。シン版はこれを解体し、一本の長編として組み直しています。

  • 二連環構造:第一部『沈む陽の環』(刃・鋼・金の三敗)と、第二部『昇る陽の環』(物語・技・作法による無血の逆転)。第一部の「負け」が第二部の伏線になる作り。
  • 答え合わせ編を新設:本編は実在の人物を思わせる仮名(織田信牙、大空遥平…)で通し、種明かしは別冊に分離。「どこまで本当?」と元ネタを解説。
  • 設定資料を統合:光の系譜「守り人」9家と、影の「十三の椅子」13の対立を体系化し、答え合わせ編に収録。

要するに、旧版が「短編+脚注」なら、シン版は「一本の長編+副読本」です。


今回の技術トピック — AIに「酷評」をさせる

制作でいちばん面白かったのは、評価フェーズにAIを使ったことです。仕上がった作品を、GeminiとCopilotに「褒めなくていい、本気で評価して」と投げてみました。

返ってきたのは、鳥肌が立つ絶賛と、胸をえぐる酷評でした。「自国礼賛に寄りすぎ」「情報過多で読むのに体力が要る」「答え合わせ編を別冊にするのは小説としての敗北宣言だ」——耳の痛い指摘が並びました。

面白いのは、AIによって評価の“癖”が違うこと。片方は編集者的なマーケ視点、もう片方は媒体特性(スマホ・離脱率)に踏み込む視点でした。このAIに辛口レビューをさせて改稿に回すワークフローは、実は測地系のKindle本づくりでも使っています(→AIに辛口編集レビューをさせる)。同じ手法を、今度は小説に当ててみた形です。

このときの指摘は、その後のシリーズ全体の設計に効きました。完結後、初見のAIに全六巻を一気に読ませた書評を無料で公開しています。絶賛も酷評もそのまま載せました。
完結記念・AIによる全六巻書評


現在の刊行状況(Kindle・全6巻)

『シン・二連環記』はシリーズの第1巻にあたります。以降、前日譚と完結編を書き足して全6巻になりました。

# 書名 Amazon
1 シン・二連環記 ―日出ずる国の円環年代記― B0HC2Y5T6L
2 シン・二連環記 答え合わせ編 ―種明かしと守り人の系譜― B0HC7J1HJJ
3 円環前史 ―零度目の朝― B0HCH1VYCZ
4 円環前史 答え合わせ編 ―いまも、動いている― B0HCLSBF5B
5 五番目の朝 ―三つの朝― B0HCPV769T
6 五番目の朝 答え合わせ編 ―2026年の現実と予想― B0HCXZJNTY

読む順番は1→6の番号順。 本編だけ追うなら1→3→5でも通ります。全巻 Kindle Unlimited(読み放題)の対象です。

無料の入口記事も置いてあります。どちらもシリーズ未読で読めます。
【5分で分かる】『シン・二連環記』超入門 ―はじめての方へ―(第1巻の入口)
【5分でわかる】五番目の朝(最終巻の入口)


※本作は歴史改変「ファンタジー」であり、実在の国家・人物・団体・歴史事象とは関係ありません。登場人物はすべて仮名です。似ている名前があっても気のせいです。


関連記事


開発者より: アプリ・Kindle本・オープンソースの一覧は GitHub: amru195704 にまとめています。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Back to top