
i-Construction 2.0時代のRTK-GNSS現場運用 — 高精度測位が効くところ
国土交通省が進める i-Construction 2.0 は、「建設現場のオートメーション化」を掲げ、測量・施工・データ管理を3次元データで貫こうという取り組みです。その土台になるのが位置情報の精度。RTK-GNSS で高精度測位を行う GeoDiveExa の現場目線で、2.0時代に何が効いてくるのかを整理します。
i-Construction 2.0 のねらい
最初の i-Construction が「ICT施工の導入」だったのに対し、2.0 は省人化・自動化のさらなる徹底が中心テーマです。3次元モデルで算出した数量をそのまま積算へつなげるなど、現場で取得したデータを後工程まで途切れさせない流れを目指しています。
この一連の流れは、出発点である測量データの位置精度が崩れると全体が崩れます。だからこそ、現場で何cmの精度を確保できるかが効いてきます。
RTK-GNSS が効く場面
| 場面 | RTK-GNSS の効きどころ |
|---|---|
| 起工測量・出来形管理 | 基準点・検測点をcm級で取得 |
| ドローン測量の標定点(GCP) | 対空標識の位置を高精度で与える |
| ICT建機の位置出し | 設計面との照合の前提精度を確保 |
ドローン測量では広範囲を短時間で取得できますが、写真から作る点群の精度は標定点(GCP)の精度に左右されます。ここを RTK-GNSS でしっかり押さえることが、後工程の品質を決めます。
高さの扱いには注意
RTK-GNSS が出すのは楕円体高で、施工で使う標高に直すにはジオイド高の補正が必要です。2025年4月の標高成果改定で新しいジオイドモデルが採用されたこともあり、高さの基準を取り違えないことは現場でも重要です。水平位置だけでなく、高さの基準系を成果ごとに揃えておきましょう。
また、みちびき(QZSS)まわりの補強サービスは年々強化されており、基準局を自前で持たないCLAS測位の選択肢も広がっています。現場条件に応じて測位方式を選べることは、2.0時代の効率化に直結します。

みちびきの補強サービスとCLASの効きどころは、別記事で詳しく整理しています。
まとめ
i-Construction 2.0 は「自動化」が主役に見えますが、その足元を支えるのは地道な高精度測位です。GeoDiveExa は RTK-GNSS による位置調査を軸に、現場のデータ品質を底上げする道具として使えます。
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出典
- i-Construction 2.0 ~建設現場のオートメーション化~ | 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/tec/constplan/content/001738240.pdf
- 全国の標高成果の改定 | 国土地理院 https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/hyoko2024rev.html
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