2025/4/1になり、新しいジオイドモデル「ジオイド2024 日本とその周辺」パラメータファイルがダウンロード出来るようになったので、GeoDiveExaに早速組み込みました。
1)「ジオイド2024 日本とその周辺」のダウンロード
国土地理院の「基礎地図ダウンロードサービス」にログインしてパラメータファイルをダウンロードしますが、ログインできません。サイトを見ると、以下のお知らせが出て居ました。

新しいID/パスワードを設定したら無事ログインできたので、「ジオイド・モデルのダウンロード」アイコンを押してパラメータファイルをダウンロードしました。

2)ダウンロードできたパラメータファイル
ダウンロードするとWindows用のExeや各種パラメータファイルが取得できました。
ファイル | 内容 |
---|---|
JPGEO2024.isg | ジオイド高を記した「ジオイド 2024 日本とその周辺」 |
Hrefconv2024.isg | 基準面補正量を記した「基準面補正パラメータ」 |
manual2024.pdf | マニュアル・説明書 |
3)注意点:離島の標高補正(未対応)
「ジオイド 2024 日本とその周辺」のマニュアルには離島の標高について以下の記述があります。
離島においては、東京湾 平均海面からの高さを標高とはしておらず、離島独自の平均海面からの高さが 標高となります。そのため、「ジオイド 2024 日本とその周辺」のジオイド高を使 用しただけでは、離島の標高になりません。そこで、東京湾平均海面と離島独自 の平均海面の差を「基準面補正量」と定め、一部の離島において衛星測位によっ て標高を求める際には、ジオイド高と基準面補正量を使用します
25/4/6時点のGeoDiveExaは「基準面補正」機能を組み込んでいませんので、離島で使用する場合は注意してください。
3)動作確認結果
JPGEO2024.isgを組み込んで3箇所のジオイド高を計算して、地理院のジオイド計算サイト結果と比較しました。
ジオイド2011と2024の比較では10cm以上の差がでていますが、ジオイド2024とGeoDiveExaの差は1cm未満ですので、離島以外は良さそうです。
結果1:2025-04-03 13:44:43.7706 DEBUG (T1):36.103774806, 140.087855056->40.1859 :40.2825984163843

結果2:2025-04-03 13:44:43.7710 DEBUG (T1):35.348952778, 136.556675000->37.3268 :37.467964895325

結果3:2025-04-03 13:44:43.7710 DEBUG (T1):33.112566667, 131.790647222->31.5958 :31.7061241144998

4)離島のジオイド参考資料
ダウンロードした国土地理院の説明に良い図があったので参考資料として画像を貼っておきます。離島部分の補正説明ですので、詳細は国土地理院サイトからダウンロードして熟読ください。


コメントを残す