移動メニューの移動量は調整できます。最小にすると１ｃｍ単位の移動になります。
1)Mark移動操作手順
マークをタップすると「操作メニュー」が出ますので「移動」を選びます。
移動メニューの「矢印」ボタンでMarkを移動します。
「現在地」：移動をキャンセルして元の位置に戻ります。
「キャンセル」：移動をキャンセルして元の位置に戻り、移動メニューをクローズします。
「保存」：移動結果を保存し、移動メニューをクローズします。
その他は以下の機能です。
２）iPhone/OSバージョンの違いと画面最大拡大率違い
(A)iPhoneXR/OS15.5 と(B)iPhone14ProMax/OS16.4で比較します
iPhoneシュミレーター画面ですが、OSや機種の違いで地図の最大拡大画面に違いが有ります。
(A)と比べて(B)(=iPhone 14 Pro Max)画面が２倍ほど大きな拡大率になってます。
３）移動量と移動スケール
移動画面の「矢印」の移動量は表示している地図の経度範囲を移動スケールで割った値です。
（移動量）＝（経度範囲）/（移動スケール）：（注意＝実際はデジタルズームも関係します）
移動スケールはcm単位の移動ができる様に１００〜６０００の範囲にしています。
注意：緯度により、距離は変わりますので以下の例は臼杵＝緯度33.1度程度の場合の値です。
例１）移動スケール１００（＝左端）の場合移動量は
(A)=緯度方向 61.7cm, 経度方向 51.7cm
(B)=緯度方向 32.1cm, 経度方向 26.8cm
＊(B)が経度方向の距離が短いので移動量も短くなってます。
例２）移動スケール６０００（＝右端）の場合移動量は
(A)=緯度方向 1.0cm, 経度方向 0.9cm
(B)=緯度方向 0.5cm, 経度方向 0.4cm
＊(B)が経度方向の距離が短いので移動量も短くなってます。
4)那覇と札幌での移動量比較
４−１）札幌の場合
移動スケール１００（＝左端）の場合
(A)=緯度方向 61.7cm, 経度方向 49.9cm
(B)=緯度方向 32.1cm, 経度方向 25.9cm
移動スケール６０００（＝右端）
(A)=緯度方向 1.0cm, 経度方向 0.8cm
(B)=緯度方向 0.5cm, 経度方向 0.4cm
４−２）那覇の場合
移動スケール１００（＝左端）の場合
(A)=緯度方向 61.7cm, 経度方向 55.4cm
(B)=緯度方向 32.1cm, 経度方向 28.8cm
移動スケール６０００（＝右端）
(A)=緯度方向 1.0cm, 経度方向 0.9cm
(B)=緯度方向 0.5cm, 経度方向 0.5cm
５）緯度と移動量まとめ=(B)iPhone14ProMax/OS16.4の場合
５−１）最大拡大画面での移動量（移動スケール100）
緯度方向の移動量は変わらないが、経度方向では札幌ー那覇では３ｃｍほど異なる（＝低緯度の経度差分距離が長い為に、この違いが発生する）
| 位置名称 | 緯度 | 緯度移動量 | 経度移動量 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 43.1度 | 32.1cm | 25.9cm |
| 臼杵 | 33.1度 | 32.1cm | 26.8cm |
| 那覇 | 26.2度 | 32.1cm | 28.8cm |
５−１）最大拡大画面での移動量（移動スケール6000）
| 位置名称 | 緯度 | 緯度移動量 | 経度移動量 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 43.1度 | 0.5cm | 0.4cm |
| 臼杵 | 33.1度 | 0.5cm | 0.4cm |
| 那覇 | 26.2度 | 0.5cm | 0.5cm |
6)デジタルズームと移動量
デジタルズームすると移動量が変化します。
（移動量）＝（経度範囲）/（移動スケール*デジタルズーム） ：ただし移動量計算のデジタルズーム最大値は４なので、４、８、１６も同じ移動量になります。
以下の例は那覇の場合です。移動スケール１００の場合、デジタルズームを1/2/4/8と変えると緯度方向移動量は61.7/30.9/15.4/15.4cmと変化します。
注意：移動機能と精度
移動機能でMarkを移動する目的は色々あると思いますが、代表的な使用方法として「地図上の点」との誤差計測です。実際の「地物」の位置を計測して、該当する地図位置まで移動する事により誤差計測を行います。ただし、計測精度は+-2cm程度あり、地図自体もcm精度で作成されて居ないのが殆どでしょうから結果の評価は慎重にする必要が有ります。移動メニューによりcm以下の移動も出来ますが、無駄に時間を使うだけにならない様に気をつけてください。
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