ジオイド2024 日本とその周辺の変更点(3)

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ジオイド2024対応をしたら、ジオイド2011も必要なようなので、急遽2024/2011の切り替えと、測定データには2024/2011の標高とジオイドを併記するように改造した。

1)「ジオイド2024 日本とその周辺」の状況と問題

ジオイド2024 日本とその周辺の変更点(2)でも記述したようにジオイド2024と2011では、標高が10cm以上変わってしまいます。ユーザが測定を行う場合の基準点が2011であったり、以前と比較する場合は2024では比較にならないなどの問題点をユーザから報告を受けました。

全ての基準点や以前のデータが2011から2024に変わらない限り上記の問題は発生します。以前Tokyo座標系からJGD2011へ変更する時も同じ様な問題がありましたので、ユーザが自由に座標系を指定できる様にしていますから、ジオイドもユーザが自由に指定できるのが当たり前と思います。

2)GeoDiveExaのジオイド指定機能

2−1)設定に2024/2011の指定を追加します。ジオイド補正をする場合は「ジオイド補正を使用する」をOnにします。

2−2)ジオイド2024補正を使用する場合は、「ジオイド補正タイプ」を「2024」にします。

2−3)ジオイド2011補正を使用する場合は、「ジオイド補正タイプ」を「2011」にします。

3)測定データ(Markデータ)のジオイド2024/2011追加

表示や測定結果はジオイド補正タイプ指定で切り替わりますが、測定データの最後には常にジオイド2024/2011両方の標高とジオイドを追加しています。

以下の例は同一位置で測定した結果の例です。上から順に 「ジオイド補正なし」、「ジオイド2024補正」、「ジオイド2011補正」結果です。どの場合でもジオイド2024/2011の標高とジオイド高を出力しています。
1番目:ジオイド補正なしなので、RTK受信機の値をそのまま測定結果(=eAlt,eGeoid)にしています。
2番目:ジオイド2024補正なので、alt2024/geoid2024と同等の値を測定結果(=eAlt,eGeoid)にしています。
3番目:ジオイド2011補正なので、alt2011/geoid2011と同等の値を測定結果(=eAlt,eGeoid)にしています。

注意:eLat,eLon,eAlt,eGeoidは複数回の測定結果の平均です。その結果の緯度経度(=eLat,eLon)から、ジオイド2024/2021を求めてalt2024/geoid2024やalt2011/geoid2011を求めていますので、eAlt,eGeoidとは微妙に異なる場合があります。


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