RTK-GNSSとの通信に自動再接続機能を追加しました。またM5Stack+F9P構成のRTK-GNSS受信機にGeoDiveExaとの通信状況を表示する様に変更しました。

1)自動再接続機能追加
RTK-GNSS受信機との通信ができなくなる場合が色々な条件で発生する様なので再接続する機能を追加した。
例)長時間GeoDiveExaを炎天下で使用した結果、熱の影響でiPhone動作が不安定になり、RTK-GNSS受信機との通信が正常にできない。
1−1)切断判定
RTK-GFNSS受信機から受信した緯度経度の値が30秒以上変化がない場合を「通信の切断」と判定する
1−2)再接続
RTK-GFNSS受信機との通信切断と判定した場合、再接続処理を繰り返し実行する。
2)M5Stack+F9Pアプリ更新
通信切断の状況把握のため、M5Stack+F9Pアプリに接続クライアント数と送信バイト数を表示する機能を追加した。
この表示を見れば、通信障害が発生した場合の問題切り分けができるかもしれません。
2-1)画面説明
緯度経度高さ表示の次にTCP-Client(=GeoDiveExa)の接続数と緯度経度データ(NAMEフォーマット)送信バイト数を表示します。

GeoDiveExaと接続がない場合はピンク表示です。
TCP(-)部分は、TCPサーバタスクの動作状況を表します。
TCPサーバタスクが正常に動作している場合は、表示が以下の様に変化します。
TCP( ) –> TCP(-) –> TCP(+) –> TCP(*) の繰り返し。

GeoDiveExaと接続がない場合は緑表示です。
正常ならば、1クライアントにつき155バイトの送信量があります。
最大3クライアントまで接続可能なので、最大で465バイトになります。
3)RTK-GNSS受信機とGeoDiveExaの起動順序はどちらでも良い
以前はRTK-GNSS受信機を起動後にGeoDiveExaを起動しないと接続できませんでしたが、自動再接続機能により起動順序はどちらでも良くなりました。
4)接続できない場合の情報提供のお願い
使用状況やRTK-GNSS受信機の表示とsyslogを送ってください。調査します。
5)接続できない場合の対応方法
A.自動再接続機能でもRTK-GNSS受信機と接続できない場合は、RTK-GNSS受信機の再起動を試してみてください。
B.それでもダメな場合は、GeoDiveExaも再起動してみてください。
C.機器が高温の場合は、温度が低くなってから再起動してください。
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