国土地理院データ使用申請

GeoDiveExaは背景地図、磁気変換補正、セミダイナミック補正、ジオイド変換に国土地理院データを使用して居ます。使用するには国土地理院に申請が必要でした。

1) GeoDIveExaで利用している国土地理院データ

GeoDiveExaは国土地理院の以下のデータやパラメータファイルを利用して居ます。

地理院タイル
セミダイナミック補正用　パラメータファイルSemiDyna2024.par
日本の標高への変換用　日本のジオイド 2011 (Ver.2.2)
磁北から真北への変換用　2020.0年値の偏角一覧

地理院のサイトでは測量成果を利用する場合、複製・使用申請が必要との記述がありますが、どのデータがどの様な申請が必要か確認したところ以下の様な回答でしたので、「日本のジオイド 2011 (Ver.2.2)」「パラメータファイルSemiDyna2024.par」について利用申請する事にします。

・地理院タイル
地理院タイルをウェブサイトやソフトウェア、アプリケーション上でリアルタイムに読み込んで利用する場合、地理院タイルは出典の明示のみで申請不要でご利用いただけます。
＝＝＞地図タイルは内部に保存して携帯電波が届かない場所で使用できる様にしていますが、これはキャッシュと同じ扱いとの事で複製申請は不要とのことでした。

・パラメータファイルSemiDyna2024.par
→基本測量成果に該当するため、測量法第30条に基づく使用承認申請が必要となります。

・日本のジオイド 2011 (Ver.2.2)
→こちらは基盤地図情報（基本測量成果）になりますので、
　　測量法第30条に基づく使用承認申請が必要となります。

・2020.0年値の偏角一覧
→国土地理院技術資料であるため、国土地理院コンテンツ利用規約に従ってご利用ください。
　　本件では出典の明示のみで利用いただけます。

２）測量法第30条

第30条（測量成果の使用）基本測量の測量成果を使用して基本測量以外の測量を実施しようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、あらかじめ、国土地理院の長の承認を得なければならない。

３）測量成果ワンストップサービスで使用申請します。

利用申請は「測量成果ワンストップサービス」サイトで行えます。
測量成果ワンストップサービス　ログイン画面　ログインします（＝最初の場合、ユーザ登録します）

ログインすると「使用目的」「利用地図」「加工」を聞いてきます。その後に詳細な申請画面になります。

４）申請内容

具体的な申請内容も親切に教えて貰いましたので、以下の指示に沿って申請します。

使用する測量成果の種類及び内容は、
「基盤地図情報：数値標高モデル」にチェックを入れていただき、
「ジオイド・モデル」をチェックいただけますようお願いいたします。

また、備考欄に地理院タイルを背景としてリアルタイム読み込みで利用される旨と、
パラメータファイルSemiDyna2024.par、2020.0年値の偏角一覧を利用される旨を記載してください。

５）感想（利用・複製の違い）

利用なのか・複製なのか？　よくわかりませんでしたが「データを加工しない」「データが外部にそのまま出ない」場合は、使用申請で良さそうです。
また、測量成果ワンストップサービスでの申請は簡単でしたし、問い合わせに対して親切・丁寧に教授して貰いましたので感謝して居ます。

６）GeoDiveExaの対応

GeoDiveExaでは、各種パラメータファイルは内部に有りますので、外部に出る事はありません。地理院タイルを内部にキャッシュ的に持ちますが、暗号化しているので外部に出ても使用できない様にしてあります。

７）「測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 233」　として承認されました

また、以下の様な条件がついてますので、GeoDiveExaの該当部分の画像など「成果品」として提出する事にします。

(1) 成果品には、次の字句を見やすいところに必ず明示してください。 「測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 233」
(2) 成果品を得たときは、速やかに1部提出してください。なお、Web上で公開される場合はサイトの  URLを報告してください。
(3) 国土地理院長は、この基本測量成果の使用について、必要に応じ資料又は報告の提出を求めるこ  とがあります。
(4) デジタルの測量成果を使用してデジタルの成果品を作成する場合には、当該測量成果に添付され た記録を活用し日本産業規格X7115に準拠したメタデータ(履歴の情報を含む)を作成してくださ い。
(5) 基本測量成果は最新版又は目的に応じた版を使用すること。

成果品：CD製品・DVD製品・GIS製品・ソフトウェア等の場合			
　　　　　　　　　　出力図			
　　　　　　　　　　表示画面をキャプチャした画像データ			
　　　　　　　　　製品			
　　　　　　　　　※なお、画像データがない場合や、専用のソフトウェアを用いて読み込みするデータの場合等については、			
	パッケージの画像等を提出