RTK-GNSS用のGeoDiveExa=高精度位置調査アプリの機能追加や変更の歴史です。
1)初期の目標と機能
1−1)目標
1万本の電柱を10人で10日で高精度位置精度で調査するツールを作る。
1−2)機能
- RTK-GNSSと接続して高精度位置情報を取得する。
- 地物位置測定(=Markデータ作成)を行う。
- Markにユーザ任意の属性を設定する。
- Mark属性としてカメラ画像を付加する。
- 座標系としてWGS84/JGD2011/JGD2000/Tokyoとそれぞれの平面直角座標を使用できる。
- GPSロガー機能も含める。
- データのバックアップ機能(=サーバへの自動アップロード)必要。
- 作業状況把握が事務所でできる様にする(=管理端末アプリ)。
- 今後いろいろなRTK-GNSS受信機が出てくると予想されるので、どの受信機でも接続できる様にする。
1−3)アプリ構成
初期の目標・機能を実現するために「iPhoneアプリ」「サーバアプリ」「Windowsアプリ」の3アプリ構成としました。
「iPhoneアプリ=GeoDiveExa」機能
- RTK-GNSSとの接続機能(=TCPクライアント・サーバ機能)。
- 地物位置測定(=Markデータ作成)機能
- Markにユーザ任意の属性を設定する機能
- Mark属性としてカメラ画像を付加する機能(=ビデオ・既存写真の選択も追加)
- 座標系としてWGS84/JGD2011/JGD2000/Tokyoと平面直角座標をサポートする
- GPSロガー機能
- データのバックアップ機能(=サーバへの自動アップロード)必要。
- 現在位置のサーバアップロード機能。
「サーバアプリ」機能
- データの保存機能。
- 現在位置の保存機能。
- データ検索機能。
「Windowsアプリ=管理端末アプリ」機能
- データの検索機能。
- データのダウンロード機能
- 現在位置のダウンロードと地図表示機能
2)機能追加・修正項目
2−1)2021年
「iPhoneアプリ=GeoDiveExa」
1。2番目の座標表示

2。地図中心位置切り替え(Auto/Gps/None)

3。Markアイコン切り替え(=初期、属性有り、カメラ画像あり)

4。データのAutoSave/AutoUpload

5。属性選択個数追加(Cseg4,Cseg5)

6。Mark配置から自動属性画面遷移
7。「属性」のMark選択(up/down)
8。「属性」からのカメラ画像表示
9。「属性」のサムネイル画像表示

10。データ自動保存間隔設定(なし、20秒、40秒、60秒)
11。Mark移動機能

12。暗号化コンフィグファイル
13。ローカル保存データのリロード(開く)
14。ログイン機能

15。属性項目前後入れ替え
16。「属性」地図Mark位置へのJUMP
17。写真メモに方向追加(磁気偏角補正=2020.0年値の偏角一覧(txt:177KB)使用)
18。距離・面積計算
「Windowsアプリ=管理端末アプリ」
- Markデータ地図表示
- 検索結果のソート機能・日付ソート機能
- ルート表示色設定
- 「ダウンロード」データをダブルクリックで表示・ファイルタブ移動
- リストのcsv保存
- 右クリックでのクリップボードコピー
- 一度ダウンロードしたファイルを、フォルダー指定して再度リストを取得する。
- 「地図」でのルートのKML保存
- 「地図」でのMarkのKML/KMZ保存
- 「地図」でのMark属性表示
- 同一グループ用コンフィグファイル作成
- 暗号化コンフィグファイル
- グループ管理
- ログイン機能
2−2)2022年
「iPhoneアプリ=GeoDiveExa」
1。ログファイル
2。TCPサーバ機能(=Drogger用)

3。RTK-GNSS機器接続状態表示

4。Softbank 見えるかWeb対応
5。RTKーGNSS状態表示(Fix/Float/Single)

「サーバアプリ」
- Softbank 見えるかWeb対応
「Windowsアプリ=管理端末アプリ」
- 初期データ作成:Webメルカトル対応(宇都宮大学用)
2−3)2023年
「iPhoneアプリ=GeoDiveExa」
1。NEMAログ出力

2。みちびき(CLAS対応):セミダイナミック補正(SemiDyna2022.par使用)

3。ジオイド2011対応(日本のジオイド2011 (Ver.2.1)使用)(=ユーザ要望)

4。Mark位置測定平均化

5。RTPS試作(2アンテナ2RTK-GNN受信機)
6。背景タイル(=XYZタイル):国土地理院タイル表示

7。背景タイルは暗号化して内部キャッシュ保存
8。Markサイズ変更(大、中、小)(=ユーザ要望)

9。カメラ画像サイス設定(2048,1600,1280,1024,800)(=ユーザ要望)

10。高さ表示を小数点3桁(=ユーザ要望)
11。デジタルズーム

12。iPad対応(=カメラ操作問題対応)
2−4)2024年
「iPhoneアプリ=GeoDiveExa」
1。アンテナ高補正(=ユーザ要望)

2。ビープ音On/Off(=ユーザ要望)

3。Mark位置測定+2

4。保存後にメッセージ表示
5。保存後にキーボードoff(=ユーザ要望)
6。target制限100
7。mark制限100
8。起動時にDisk残量チェック(disk残0.1GならOK)
9。Mark毎回保存に変更する
10。sleep時にlogOut=保存処理追加する
11。resume時に、RTK-GNSS受信機と再接続する
12。カメラ画像にジオタグ追加(緯度、経度、高さ、方向)(=ユーザ要望)
13。カメラ画像位置:測定位置、Mark位置切り替え(=ユーザ要望)

14。属性にCFile追加:任意のファイルを添付できる(=ユーザ要望)

15。移動にスナップ機能追加(=近くのターゲットに移動する)

16。Markの再測定

17。ユーザ地図(mbtiles)背景(=ユーザ要望)

18。GoogleMap背景表示

19。みちびき(CLAS対応):セミダイナミック補正パラメータ更新(SemiDyna2024.par)
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