九州は50万年後は2つに分断されると30年ほど前に聞いた。地理院から50万年後の九州地図をもらったが、CLASの結果を見ると本当の様だ。

1)CLASのセミダイナミック補正量が2022と2024で異なる
2024年7月15日にRTK-GNSSとみちびき(CLAS)の結果を比較すると20cm以上の差がありました。

左の緑がRTK-GNSSの結果です。
右下の青がCLASの結果です。
セミダイナミック補正(=今期を元期変換)してみたら、使用するパラメータファイルにより、臼杵付近は以下の様な結果になりました。
A.SemiDyna2022.parを使用してGeoDiveExaでセミダイナミック補正計算を行うと緯度方向-24cm、経度方向21cmのずれが有ります=補正を行えば同じ様な位置にはなりそうです。
B.SemiDyna2024.parを使用してGeoDiveExaでセミダイナミック補正計算を行うと緯度方向-27cm、経度方向23cmのずれが有ります=補正を行えば同じ様な位置にはなりそうです。
A-Bの差は緯度方向で-3cm程度。経度方向で2cm程度有ります。
関連ブログ:RTK/CLAS-GNSS定点観測24/7/15
2)関連情報を検索してみた
検索した結果以次の様な記事があった。
「日本沈没」は始まっている:(2) マントルの流れで九州が分裂
引き裂かれる九州
九州の地殻変動をGPSで見てみよう(図左)。南九州が北九州に対して顕著に南へと移動していることが分かる。そしてその境には、地盤が溝のように落ち込んだ「地溝帯」が形成されている。別府湾から島原半島まで続く「別府-島原地溝帯」だ。そしてこの地溝帯は、年間1cm程度の速さで広がっている。つまり、九州は真っ二つに引き裂かれているのだ。
このまま九州断裂が進行すると、やがてこの地帯には瀬戸内海と有明海から海が入り込んで沈没し、海峡となるだろう。そして九州島は完全に2つの島に分裂する。
別府-島原地溝帯の西端である島原半島の沖合の海底には、「沖縄トラフ」と呼ばれる海底の凹地がある(図左)。沖縄トラフは琉球列島に沿って大陸側(海溝の反対側)の海底にある断裂帯で、尖閣諸島周辺から北東方向へ約1000kmにわたって延びる。数百万年前に始まった海底の断裂は次第に北へと進展しているようだ。そのうちこの沖縄トラフと別府-島原地溝帯はつながり、さらに九州島の分裂を加速する可能性もある。
3)セミダイナミック補正に納得
パラメータファイルは2年の差で、緯度方向-3cmなので年間1cm程度の地殻変動が発生している結果なのだと納得した次第です(=今後もパラメータファイル更新を続けていかなければ)
コメントを残す