M5Stack+M5F9Pのファームウェア更新方法

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ハイウェアエクサから出しているM5Stack+M5F9PのRTK–GNSS受信機は移動局専用にプログラム変更してあります。ここではプログラム更新方法について説明します。

1)M5Stack+M5F9Pのファームウェアの比較

ジオセンス様のサイトに行くとM5Stack+M5F9P用のファームウェアをダウンロードする事が出来ます。
24/7/11現在V1.0.49が最新の様です。「基準局、移動局、MovingBase」機能があります。

ハイウェアエクサ玉置商事から出しているM5Stack+M5F9PのRTK–GNSS受信機はジオセンス様のソースを元に「移動局」専用として、M5D9C用のCLAS対応をした物です。GeoDiveExaはどちらでも動作します。


ファームウェアの概略を比較すると以下の表の様になります。機能が少ない分ハイウェアエクサの操作回数が少なくなって居ます。

NO.項目ジオセンスハイウェアエクサ
1。機能基準局、移動局、MovingBase移動局
2。ファームウェア最新バージョンV1.0.49(m5f9p.ino.bin)24.3.15(m5f9pExaD9c.ino.bin)
3。iniファイル項目1)識別名称
2)Wifiで接続するアクセスポイント 最大4ポイント
3)TCP Serverのポート番号
4)JST-PHコネクタのUARTボーレート
5)Google mapのAPIキー
6)基準局データの取得先 最大9か所
7)測位データの送信先(TCP Client)
8)NTRIPデータの送信先
9)基準局の固定座標
2)Wifiで接続するアクセスポイント 最大9ポイント
3)TCP Serverのポート番号
6)基準局データの取得先 最大9か所
4。CLAS対応V1.0.45以降24.3.15以降
5。計測開始までの操作回数10回以上4回程度
6。その他Web機能(googleMap,リモートini設定)
ログ保存
なし

2)ハイウェアエクサ玉置商事から出しているM5Stack+M5F9PのRTK–GNSS受信機のファームウェア更新方法

suupenさんのESP32で実行ファイル(binファイル)を直接書き込むを利用させてもらいます。

2−1)インストール環境説明

インストール環境には以下の3ファイルがあります、

binWrite.bat = 書き込みbatプログラム
esptool.exe = esp32用のファームウェア書き込みプログラム
m5f9pExaD9c.ino.bin = ファームウェア

2−2)M5StackをWindowsPCにusb-cで接続しポート番号を調べます。

M5StackをWindowsPCにusb-cで接続します。デバイスマネージャを起動して「ポート(COMとLPT)」を見ると接続したM5Stackのポート番号が分かります。例ではCOM8になりってます。

2−3)binWrite.batを実行してファームウェア(=m5f9pExaD9c.ino.bin)をM5Stackに書き込みます。

binWrite.batを実行するとポート番号を聞いてくるので2-2)で調べた番号を入れます。例の場合を入れる事になりますl

正常な場合、以下の様なログが出て終了します。

3)動作確認

ファームウェアの更新確認の為に、M5Stackを起動します。

Wifi設定画面に「Ver(1AFD) 24.3.15 」が表示されれば、ファームウェア更新は正常に終了した事が確認出来ます。


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