GPSファイルやMarkファイルを管理端末でkml/kmzファイルに変換するととGoogleEarthで地図データとして表示できます。

1)計測データ(GPSファイル)をkmlまたはkmzファイルに変換します
GeoDiveExaから直接kmlまたはkmzファイルに変換する機能は24/7現在ありません。管理端末アプリを使用してkmlまたはkmzに変換します。
参考:サーバからデータを取得する場合は「管理端末アプリを使用してGeoDiveExa計測データをダウンロードする方法」を参照してください。
参考:USB接続してデータを取得する場合は「GeoDiveExaの各種データファイル説明とパソコンに取り込む方法」を参照してください。
1−1)管理端末アプリに計測データを読み込みます

管理端末アプリを起動します。
ユーザ名とパスワードを入れて「ログイン」します。

「File」タブに移動し、「ファイル選択」ボタンを押します。
変換するGPSファイルを選びます。例はGPSファイル=gps_15_13_11.csvを選んだ場合です。

gpsファイルが読み込まれ内容が表示されます。

1−2)kmlまたはkmzファイルに変換します

右のパネルで緯度経度高さを表す項目を設定します。
GPSファイルの場合、rtk-gnssの位置を表すなrtklat/rtklon/rtkaltを指定します。
iPhoneのGPS位置を表すlat/lon/altを使用しても良いかもしれません。
例はrtklat/rtklon/rtkaltを指定した場合です。
メモは任意ですl
削減(skip)はGPS計測点は多量なのでそのままではGoogleEarthで重い動作になる可能性が有ります。例では1/10に削減する設定です。
設定が終わったら「GpsMark追加」か「Route追加」ボタンを押します。

lat/lon/altを使用する場合です。
下のパネルに変換対象のGPSファイルが登録されます。例は「GpsMark追加」でiPhoneのGPS位置を表すlat/lon/altを点で表す設定と、「Route追加」でrtk-gnssの位置を表すなrtklat/rtklon/rtkaltを線で表す設定です。


右パネルの「Mark kml/kmz出力」または「Route kml出力」ボタンを押します。
例として「Mark kml/kmz出力」で三鷹gps-15_13_11.kmzを指定して出力します。
Route kml出力」で三鷹rtk-15_13_11.kmlを指定して出力します。
2)GoogleEarthにkmlまたはkmzファイルを読み込みます
環境にもよりますが、kmlまたはkmzをダブルクリックするとGoogleEarthに読み込まれます。
2−1)kmz/kml読み込みとGoogleEarth表示
例の三鷹gps-15_13_11.kmzと三鷹rtk-15_13_11.kmlを読み込みます。

拡大してもルートデータ=三鷹rtk-15_13_11.kmlが見にくいので、線の太さと色を変えます。

2−2)ルート表示を見やすくします

三鷹rtk-15_13_11.kml選択して右クリックしてメニューを表示します。
「情報を取得」をクリックします。
「スタイル、色」タブを選んで、ラインの色と幅を変更します。例は赤にして幅3にします。


ルートデータ=三鷹rtk-15_13_11.kmlが見やすくなりました。

3)MarkデータとGpsデータの同時表示
GeoDiveExaのMarkファイルをGoogleEarthで表示する方法で読み込んだMarkデータと同時に表示してみます。
3−1)Markデータ、GPSデータ表示

以下3つのレイヤーの表示設定をチェックします。
三鷹mark-15_13_11.kmz(=Markデータ)
三鷹gps-15_13_11.kmz(iPhoneのGPSデータ)
三鷹rtk-15_13_11.kml(RTK-GNSSデータ)
3つのデータ(Mark,iPhone GPS,RTK-GNSS)が表示されます。

拡大した結果です。iPhoneのGPSデータとRTK-GNSSの差が大きい事が分かります。


iPhoneのGPSデータとRTK-GNSSデータ間を測ってみたら6.2mありました。
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