写真のジオタグと磁気偏角

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カメラ写真に位置情報(ジオタグ)をexif情報として設定します。撮影方向も同時に設定しますが磁北を真北に変換する必要があります。

1)iPhoneのカメラとジオタグ(exif情報の位置情報)

昔RunLoggerを作成していた頃はカメラで写真を撮るとexif情報のジオタグに位置情報が設定されていました。ところが使用するライブラリーにも寄りますが現在はカメラ画像に位置情報が付かない様になりました。ストーカー問題などの個人情報保護の観点から取り除かれたのでしょう。
その為、GeoDiveExaでは撮った写真に後でexif情報に位置と方位を追加しています。

2)Mark計測位置とカメラ画像ジオタグ

mark計測とカメラ撮影は時間的に差が有りますので同じ位置では有りません。ユーザ要望により以下の2つの設定方法をGeoDiveExaは切り替えるようにしています。

2−1)Mark位置と写真位置は異なる

計測物を前後左右からカメラ撮影した場合、写真位置は撮影位置になります。

撮影状況を表す方式です。

設定」「機能設定」の設定で「カメラ画像(ジオタグ)をmark位置にする」をOFF指定します、

2−2)Mark位置と写真位置は同じ

計測物を前後左右からカメラ撮影した場合、写真位置もmark位置になります。

同一位置」で写真をグループ化する方式です。位置と写真を管理するアプリがあるそうでユーザから要望のあった機能です。ただし撮影位置情報(=緯度, 経度, 高さ, 方位)を「メモ」としてGeoDiveExaには保存してますので、撮影位置情報は残っています。

注意:exifの位置情報は分数の形で保存します。mark位置は浮動小数点なので同じ値にはなりません。精度的に問題が無い様に秒は1/10000単位で設定しています。

設定」「機能設定」の設定で「カメラ画像(ジオタグ)をmark位置にする」をON指定します、

3)撮影方位と磁気偏角

撮影方位はiPhoneから磁北を取得しています。私がRunLoggerを作成していた頃は磁北と真北が取得できました(=国土地理院の磁北・真北説明)。

その為、GeoDiveExaでは撮った写真に磁北を真北に変換して保存しています。
変換データは国土地理院の2020.0年値の偏角一覧(txt:177KB)を使用しています。大体10年毎に更新されてますので2030年になったら更新が必要になるでしょう。
磁気偏角データはそのままでは使いにくいので形式を若干修正して使用しています。

3-1)国土地理院磁気偏角データ(=000237031.txt)例

gsigeomag2020_dec_ver1.0_20220111
45.5417 148.9375 8°30′ 684827
45.5417 148.8125 8°40′ 684826
45.5417 148.6875 8°40′ 684825
45.5417 148.5625 8°40′ 684824

3-2)実際に使用している磁気偏角データ(=henkaku.csv)例

ido,kdo,henkaku,mesh2
45.5417,148.9375, 8.30,684827
45.5417,148.8125, 8.40,684826
45.5417,148.6875, 8.40,684825
45.5417,148.5625, 8.40,684824

4)GeoDiveExaで磁気偏角表示

GeoDiveExaの背景地図デフォルトに磁気偏角地図を入れてありますので簡単に表示できます。

GeoDiveExaで磁気偏角ぞ表示した例。

設定」「背景1」の設定で「15,,磁気図2020年値(偏角)」を指定します、


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