GeoDiveExaの各種データファイル説明とパソコンに取り込む方法

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GeoDiveExa内のフォルダー構造と内容、調査データをパソコンに読み込む方法を説明します。

1)GeoDiveExaのフォルダー構造とファイル

左の画像は典型的なGeoDiveExaのフォルダー構造とファイルです。syslog gps configの3つのフォルダー内に各種ファイルを保存しています。

1−1)syslogフォルダーと動作ログファイル

syslogフォルダー内には動作ログGeoDive.logファイルに保存しています。別な日にGeoDiveExaを起動すると、以前のGeoDive.logは、日時つきの名称に変更して保存して、また新しく作成します。

お願い:GeoDiveExaに何らかの問題が発生した場合、データと共にGeoDive.logを送ってください。動作ログを見る事で問題を発見できる可能性が高くなります。

1−2)gpsフォルダーとデータファイル

gpsフォルダー内の日時フォルダーに markAttr mark gps ファイルと image file フォルダーが有ります。この3ファイル2フォルダー時間でグループ化しています。

markAttr_<時間>.confは、markファイルの属性名称を表すコンフィグファイルです。
mark_<時間>.csvは、調査・計測したmarkの位置・属性値を保存したデータファイルです。
gps_<時間>.csvは、移動経路を表すgpsロガーデータファイルです。
file_<時間>フォルダーは、添付ファイルを保存するフォルダーです(=左の例に添付ファイルはありません)。
image_<時間>フォルダーは、カメラ画像などを保存するフォルダーです。

1−3)configフォルダー

configフォルダー内には「設定」を保存した cofig_<ユーザ番号>.cfg ファイルが有ります。セキュリティー対策の為に暗号化しています。

1−4)その他のファイルとフォルダー

その他以下の様なファイルやフルダーを有ります。

ターゲットファイル:ターゲットの位置を設定したファイルでtarget.csvの固定名称でgpsフォルダーに配置します。
layer/xyzフォルダー:ここにネットの地図背景ユーザ地図mbtilesファイルを保存するフォルダーです。

2)GPS(=ロガー)ファイル内容

gpsファイル1秒間隔でRTK/GPS位置情報を保存したファイルで以下の項目が有ります。文字コードはUTF8なのでExcelで直接開く時は注意してください。
<:位置はxyで一部隠しています>
no,time,lat,lon,alt,rtklat,rtklon,rtkalt,geoid,qval,location1,location2
0,20240618144923,33.1235xy59,131.788xy100,7.246,33.1235xy59,131.788xy100,7.246,0.000,1,G: 33.1235xy59 131.788×6100 7.246,
1,20240618144924,33.1235xy59,131.788xy100,7.246,33.1235xy59,131.788xy100,7.246,0.000,1,G: 33.1235xy59 131.788×6100 7.246,

番号名称内容
1no0からの連続番号
2time<年><月><日><時><分><秒>で測定時間を表します
3latiPhoneのgps緯度
4loniPhoneのgps経度
5altiPhoneのgps高さ
6rtklatRTK-GNSSの緯度
7rtklotRTK-GNSSの軽度
8rtkaltRTK-GNSSの高さ
9geoidRTK-GNSSのジオイド
10qvalRTK-GNSSの状態 4/Fix 5/Float その他はSingle
11location1GeoDiveExaの地図画面に表示している位置1 GPSの場合G: RTKの場合R:を先頭に付けています。その後 緯度、軽度、高さが続きます
12location2GeoDiveExaの地図画面に表示している位置2 GPSの場合G: RTKの場合R:を先頭に付けています。その後 緯度、軽度、高さが続きます

3)Mark(=調査)ファイル内容

調査結果を保存したcsvファイルで前後の固定部分ユーザ設定属性部分が有ります。
<例:位置はxyで一部隠しています>
ID,lat,lon,alt,wlat,wlon,walt,名称,番号,種別no,種別value,状況1,メモ1,状況2,メモ2,全体パス名,メモ3,詳細1パス名1,メモ4,詳細2パス名2,メモ5,startTime,endTime,moveTimeStr,moveFlg,sngleCnt,floatCnt,fixCnt,eLat,eLon,eAlt,eGoid,eQval
1,33.12352xy9,131.7886xy00,6.785,33.12352xy2,131.7886xy00,6.785,,,0,TYP0,,,,,IMG_1718689674743.jpg,撮影方位:84.9:位置:33.12352xy9:131.7886xy00:6.785,,,,,2024/06/18 14:47:42,2024/06/18 14:47:43,2024/06/18 14:47:42,False,3,0,0,33.1235xy59,131.7886xy00,6.785,0.000,1
固定部分
ID,lat,lon,alt startTime,endTime,moveTimeStr,moveFlg,sngleCnt,floatCnt,fixCnt,eLat,eLon,eAlt,eGoid,eQval

番号名称内容
1ID1からの連続番号
2latmark配置緯度
3lonmark配置経度
4altmark配置高さ
5startTimemark位置計測開始時間   計測時の詳細結果は、startTime-endTimeと同じ時間のgpsファイルを見れば分かります、
6endTimemark位置計測終了時間
7moveTimeStrmarkを移動した時間  マニュアル移動した時間
8moveFlgmark移動状況フラグ  マニュアル移動した場合1になる 移動した場合 (lat,lon,alt)-(eLat,elon,eAlt)が移動距離になります、
9singleCntmark計測時間中のsingle状態数  singleCnt/floatCnt/fixCntをみると計測状況計測結果の信用度が類推できる可能性があります。
10floatCntmark計測時間中のfloat状態数
11fixCntmark計測時間中のfix状態数
12eLat計測結果の緯度(=複数回計測の平均値)
13eLon計測結果軽度(=複数回計測の平均値)
14eAlt計測結果の高さ(=複数回計測の平均値)
15eGoid計測結果のジオイド(=複数回計測の平均値)
16eQval計測結果のRTK状態(=複数回計測の平均値) 4/Fix 5/Float

<ユーザ属性>
例では以下の部分がユーザ属性です。
wlat,wlon,walt,名称,番号,種別no,種別value,状況1,メモ1,状況2,メモ2,全体パス名,メモ3,詳細1パス名1,メモ4,詳細2パス名2,メモ5,

左の属性設定をするとmarkファイルには wlat,wlon,walt,名称,番号,種別no,種別value,状況1,メモ1,状況2,メモ2,全体パス名,メモ3,詳細1パス名1,メモ4 の項目が作成・保存されます。

番号属性タイプ指定属性例
CLatLon 座標系(JGD2011/Tokyo/19座標系)を指定しますwlat,wlon,walt
CText2 2つの文字属性を指定します名称,番号,
Cseg3 3つのボタン属性を指定しますTYP0/TYO1/TYP2が種別no,種別value になります。
CText2 2つの文字属性を指定します状況1,メモ1
4CText2 2つの文字属性を指定します状況2,メモ2
5CImage 画像属性を指定します、全体パス名,メモ3
CImage 画像属性を指定します、詳細1パス名1,メモ4

属性入力画面は左の図の様になります。

座標系JGD2011には計測位置がJGD2011に変換した値が自動で設定(=Tokyoとか19座標系を指定すると、指定した座標系の値が自動で設定)されます。

テータ、メモ1、メモ2は任意の文字列を自由に書き込みます。音声入力もできます。

種別は、3つのボタンを選択します。多量で一律の調査をする場合は、なるべく選択形式で作業した方が効率的でしょうからCseg2・Cseg3・Cseg4・Cseg5を使用する事をお勧めします。

全体写真、詳細1は「カメラ」ボタンを押し、4つの方法(=カメラ撮影・ビデオ撮影・すでに撮影した写真やビデオの選択)で画像を撮影または選択してマークに画像添付します

4)Macでデータファイルを取得する方法

iPhone/iPadMacにUSBケーブルで接続するとフォルダーに接続したiPhone/iPadが表示されますのでクリックします。

クリックすると左の画面になります。ここで「ファイル」をクリックします。

クリックするとiPhone/iPad内のアプリ一覧が表示されますので、「GeoDiveExa」をクリックすると展開されてconfig gps syslog のデータフォルダー が表示されます。

config gps syslog をドラックドラッグ&ドロップしてデータをMacフォルダーにコピーします。また逆に修正したデータをMacフォルダーからGeoDiveExaにコピーする事もできます。

5)Windowsでデータファイルを取得する方法

事前にiTuens管理端末アプリWindowsパソコンにインストールしておきます。
iTuensをダウンロードするにはこちらを参照してくださ。管理端末アプリを使用したい場合はお問い合わせください。

iPhone/iPadWindowsパソコンにUSBケーブルで接続してiTuensまたは管理端末アプリを起動します。

5−1)iTuensを使用する方法

以下の例はWindows11での操作ですがWindows10でも同様です、

iTunseを起動して、左上の「デバイス」をクリックします。

ファイル共有」をクリックします。

クリックするとiPhone/iPad内のアプリ一覧が表示されますので、「GeoDiveExa」をクリックすると展開されてconfig gps syslog のデータフォルダー が表示されます。

config gps syslog を ドラッグ&ドロップしてデータをPCフォルダーにコピーします。また逆に修正したデータをPCフォルダーからGeoDiveExaにコピーする事もできます。

5−2)管理端末アプリを使用する方法

操作方法や購入などお問い合わせください。

概略、以下の操作になります。
管理端末アプリを起動して、ログインダウンロード画面でダウンロード条件を指定してデータファイルを取得します。

6)iPhone/iPadの標準アプリ「ファイル」からメール添付でファイルを送る方法

iPhone/iPadのアプリ「Files」を使用すると、GeoDiveExaのファイルにアクセスできます。ファイル選択して「共有」でメール添付して送れます。

6−1)gpsファイルをメールで送る操作フロー

「ファイル」アプリを実行し「このiPhone内」を選ぶとiPhone内のアプリ一覧が出ます。「GeoDiveExa」を選びます。

GeoDiveExaのフォルダー config gps layer syslog が表示されます。gpsフォルダーに移動すると日付フォルダーが有ります。日付けフォルダ内にgpsファイルがありますので、移動します。
gpsファイルを長押しするとアクションメニューが表示されます。

アクションメニューの「共有」を選び、共有目メニューが表示されたら「メール」を選びます。gpsファイルを添付した状態で新規メッセージ画面が出ますので、宛先など必要な項目を記述してメールを送信します。


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